大麻(マリファナ)の合法化と危険性について

2022.05.23

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私が住むアメリカでは、州によってマリファナが合法とされています。

もしも、日本人がアメリカに行って、州が大麻を合法だからと言って、手にする危険性についても知ってほしいと思い、ここに記載します。

 

 

大麻が危険というよりは、大麻成分が入った加工された食品がといった方がいいかと思います。

 

何故ならば、私が実際に、マリファナ(THC)入りグミを2粒食べて、目眩がし、動機が止まらなく(息苦しい感じで息が出来てないような感覚になりました)、運転が出来なくなり(助手席に乗ってもぶつかるのではないか?という恐怖のような症状になる)、車から降りて歩くこともできず、話しかけられる言葉(英語ですが)全てがFunny(可笑しく)で、笑いキノコを食べてしまったかのような症状になりました。

その症状が納まったのは、約2時間後くらいでしたが、この2時間の間に上記のような状態が繰り返し起こり、パニック的な感じでした。

 

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そもそも、現在、医療用・娯楽用ともに合法的に大麻が販売されている州は: ・アラスカ州 ・アリゾナ州 ・カリフォルニア州 ・コロラド州 ・コネチカット州 ・イリノイ州 ・メイン州 ・マサチューセッツ州 ・ミシガン州 ・モンタナ州 ・ネバダ州 ・ニュージャージー州 ・ニューメキシコ州 ・ニューヨーク州 ・オレゴン州 ・バーモント州 ・バージニア州 ・ワシントン州 ―の18州、およびコロンビア特別区(首都ワシントン)となります。

 

州によって規定が違うが、21歳以上であれば「ディスペンサリー」と呼ばれる大麻販売店で大麻を合法的に購入でき、所持したり使用しても罪に問われません。

 

州によっては、個人での栽培も許可されています。

なお、基本的に大麻を吸うことは公共の場では許されておらず、自宅やプライベートな空間でのみ合法ということになります。

 

徐々に解禁されてきた大麻ビジネス、その市場は急成長を遂げています。

 

マリフアナ・ビジネス・ファクトブックの最新の統計によると、合法大麻の小売総額は2022年には330億ドルを超え、さらに2026年までには520億ドルを超えると推計されている。 大麻関連産業の経済効果の総額は2026年には1580億ドルに近づくとされ、日本円にすると20兆円を超える凄まじい数字が予想されています。

 

しかし、沸き立つ活況の影で、子供の安全性をおびやかすニュースが実はアメリカでは多くあります。

 

大麻成分の入ったキャンディやグミが近所のコンビニなどで販売され、それと知らずに誤って食べた子供が救急病院に担ぎ込まれるケースが急増しています。

なかには、それにより命を落としたとされるケースも報告されています。

 

 

アメリカ中毒相談センター協会(AAPCC)の調査によると、12歳未満の子供が家庭で大麻成分入りのキャンディやグミを誤って食べたケースは、2016年の132件から、2020年には2500件に急増しています。

 

大麻の販売は専門店のディスペンサリーで行われ、通常の小売店では販売できないことになっているにもかかわらず、なぜこのようなことが起きているのだろうか。

そもそも大麻の有効成分について知ってほしいことがあります。

 

大麻の有効成分はカンナビノイドと呼ばれますが、その中でもテトラヒドロカンナビノール(THC)とカンナビジオール(CBD)という2つの成分が特にアメリカの市場で出回っています。

 

ドラッグとして「ハイ」になる精神活性成分はTHCであり、CBDでは酩酊状態にはならないとされています。

 

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THCにもさまざまな種類があります。いわゆる法律で規制されているTHCは大麻そのものから抽出される「デルタ9」であり、もうひとつの大麻の有効成分であるCBDから合成される「デルタ8」と呼ばれるTHCに関しては、明確な法規制のない州が多くあります。

 

問題は、デルタ8もまた、デルタ9と類似した精神活性作用がある点です。

 

したがって、法律でデルタ8を明確に禁止していない州では、法の抜け穴が悪用され、コンビニでデルタ8入りのグミやキャンディが堂々と販売されている場合があります。 現在、デルタ8の販売を禁止もしくは規制している州は、ニューヨーク州、コロラド州、ワシントン州、アラスカ州、アリゾナ州などを含む18州のみとなります。

 

デルタ8が普及したきっかけは、2018年に遡ります。

この年、米国で新たな農業法「2018年農業法」が成立し、産業用大麻と呼ばれる「ヘンプ」の栽培・抽出が全米で合法化されました。

ヘンプは「デルタ9 THCの濃度が乾燥重量ベースで0.3%以下のもの」、

マリフアナは「デルタ9 THCの濃度が0.3%を超えるもの」と定義されており、

ヘンプとマリフアナは法的に明確に区別されています。

 

全米で合法的に栽培が可能になった「ヘンプ」からCBDを抽出し、そこからデルタ8を大量に合成すれば、法律でデルタ9を禁止している州――つまり、嗜好用大麻が合法でない州――でも、日本で言う脱法ハーブのような形で販売できるというわけなのです。

 

観光客で一年中にぎわうフロリダ州でも、このデルタ8入りキャンディが大きな問題となっています。

 

ABCニュースによると、昨年12月、オハイオ州から家族旅行でフロリダに来ていた3歳男児のエミリオ君が、「グルーヴィー・スムージーズ」という店舗で「子供に優しい」という張り紙の貼ってあったケーキポップ(ロリポップのスタイルをとったケーキの一種)を買って食べました。

 

しかし、それには100ミリグラムデルタ8が含まれており、エミリオ君は大麻大量摂取の中毒症状で救急病院に担ぎ込まれ、ひきつけと蜘蛛に襲われる幻覚症状に苦しみながら、バケーションの最後の日を病院のベッドで点滴につながれて過ごす羽目になってしまったというニュースがあります。

 

フロリダ州では現在、デルタ9(嗜好用大麻)は違法、デルタ8の販売は合法となっているが、規制の強化を求める動きが強まっている。 新型コロナウイルスの流行以降、気軽に海外に行くことは減ったものの、いつしか日本人のアメリカ観光も復活するでしょう。

 

アメリカでは、こうした大麻成分入りキャンディが可愛らしいパッケージに入って観光地の店舗で売られている危険性すらあることを、念頭に入れておいたほうがよさそうです。

 

また、日本は、デルタ8デルタ90%でないと違法となります。

よって、日本で販売されているすべてのCBDグミにはデルタ8デルタ90%と認証された商品しか販売されていません。

 

しかしながら、アメリカや他国から違法で入ってきているCBDも存在しますし、

また、第3機関(自社での認証ではなく)を通してTHC0%と認証を取っていない外国製のものもあるかもしれません。

 

原料を輸入して、日本の工場で作られているCBD製品が近年増えてきています。

日本の工場は、かなり審査が厳しく、CBD原料についてもかなり慎重に確認をしている工場が多いです。

 

弊社のオレンジ由来CBDでなくても、ヘンプ由来CBDでとてもよい製品は日本で沢山見受けられます。

皆様のCBD製品を購入する際の見極め方の参考にしてもらえればと思います。

これから日本でもECサイトで購入できるようになりました。

しっかり確認をしてから購入することをお薦めします。

 

 

 

 

 

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